本事例は、自動車エンジン部品へのクラッド材の搭載事例となります。 自動車のエンジン部品における遮熱は非常に重要です。
エンジンが高温になると周囲の部品にダメージを与え、性能が低下したり寿命が短くなる可能性があります。遮熱性の高い素材を使用することで、部品を保護し、エンジンの効率を保ちながら安全性や耐久性を向上させることができます。
本事例では、Al/Fe/Alのクラッド材を用いることで、エンジン回りの遮熱性を向上させることが可能になりました。
また、Feを入れることで、遮熱性のみならず強度も向上するため、車載部品として、性能も十分満たすことを可能にしています。
アルミメッキ鋼板はメッキの膜厚がどうしても薄くなってしまうため、ピンホールが生じやすく、ピンホールから鋼板への腐食が生じやすいため、安価だが、課題も多い素材です。
Al/Fe/Alのクラッド材にすることで、Al単一素材や鋼板(アルミメッキ)と比較するとコスト面は上昇してしまうが、車載部品の小型化や、スペースの有効活用が可能となります。
自動車のエンジン部品は遮熱性を向上させて、柔軟な設計ができることが求められています。
当社では、クラッド材の豊富な納入実績がございますので、金属素材の提案のみならず、搭載される製品の製造上の注意点や、特性も理解した提案も可能です。
金属材料でお困りごとをお抱えのお客様はお気軽にご相談ください。