【1】メッキ層は薄く、厚くすることが困難です。クラッド技術は、メッキ層と比較すると、はるかに厚い層を作ることができます。
【2】クラッドと溶融メッキの品質比較をアルミと鉄の組み合わせで見てみると、次のようになります。
●アルミ溶融メッキの欠点は、鉄とアルミメッキ層との間にもろい性質の金属化合物層ができ、その中でクラックが生じ拡大します。そのクラックが、時間がたつにつれて表面層にまで到達して鉄の錆を生じさせます。
●アルミクラッドの場合は、アルミ層に金属間化合物が生じません。したがって、アルミ層でのクラック生成や表面層にまで拡大することがありません。