【接合金属の豆知識 Vol.3】車両軽量化の鍵となる!バスバー接合の種類を紹介

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近年、車両の軽量化が求められる中、バスバーにおけるアルミ適用の動きが進んでいます。

アルミで銅バスバーの全ての部分が置き換わるわけではなく、バスバーの中で銅とアルミの異種金属が共存する状態で、銅とアルミが接合される必要がございます。そこで活躍するのが銅とアルミのクラッド材になります。

今回は車両の軽量化にも役立つ、バスバー接合の様々な種類について紹介いたします。

銅アルミクラッド材の種類と特徴

銅とアルミのクラッド材は、接合方法によりいくつかの種類があり、それぞれの特徴が異なります。

1、エッジレイクラッド:アルミと銅の接合部分の幅ゼロ

  • 図1のように、溶接箇所が近く銅とアルミのクラッド接合部分に影響を与えたくない場合に最適
  • 製造方法:シートプロセス
  • 寸法範囲(mm):板厚:0.3~8、板幅:5~200、板長:~3000
  • MOQ:少量から製造可能

*アルミ接合部幅、寸法範囲、MOQはメーカーごとに異なるので詳細はお問合せください

2、エッジレイクラッド:アルミと銅の接合部がくし型

  • 製造方法:コイルプロセス
  • アルミ銅接合部幅(mm):4~10
  • 寸法範囲(mm):板厚:0.5~8、板幅:100~400
  • MOQ:1~3トン

*アルミ接合部幅、寸法範囲、MOQはメーカーごとに異なるので詳細はお問合せください

3、インレイクラッド

  • 銅、アルミどちらか一部を基材に、被覆したクラッド材
  • 製造方法:コイルプロセス
  • 寸法範囲(mm):板厚:0.15~5、板幅:5~200、板長:~3000
  • MOQ:1~3トン

*アルミ接合部幅、寸法範囲、MOQはメーカーごとに異なるので詳細はお問合せください

4、オーバーレイクラッド

  • 銅とアルミを重ねたクラッド材
  • 銅とアルミを接合する際に継手材として使用
  • 製造方法:コイルプロセス
  • 寸法範囲(mm):板厚:0.15~5、板幅:5~200、板長:~3000
  • MOQ:1~3トン

*アルミ接合部幅、寸法範囲、MOQはメーカーごとに異なるので詳細はお問合せください

5、CCA(銅被覆アルミ)クラッド

  • アルミに銅を被覆したクラッド材
  • 製造方法:連続鋳造製法
  • MOQ:1~3トン

*アルミ接合部幅、寸法範囲、MOQはメーカーごとに異なるので詳細はお問合せください

銅アルミクラッド材の応用と可能性

銅アルミクラッド材は車両のバスバーなど軽量化が重要な箇所に幅広く応用されており、接合技術の発展によりさらなる可能性が広がっています。

金属材料でお困り事や、興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください!

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